友達に縋ってほしいアリジゴク

我ながら自分のことをクズと思う。

そんなことを思う人はそれぞれいるとは承知している。

友達がいる。

曲の趣味が合う、ジャンルは違えどオタクで、面白い。

一方、傷の舐めあいをするような友達だ。

その子に彼氏ができた。

一時は二股したり、身体が先に動いたり、彼氏も3か月と持たない子であることは知っている。

そして今、私はその子が早く別れてまた、誰かを好きになり

今の彼氏ができる時のように、私の目の前で二股したことの懺悔や

自己嫌悪に陥ってほしい、と願っている。

普通に付き合っていることが気に食わない、面白くない。

彼女と私は自己嫌悪感、いや、承認欲求とでもいうのだろうか

「寂しい」「かまってほしい」

この感情が強い。簡単に言えば重い。これがよく似ていると思う。

彼女も私も基本的に構ってくれる人が好きだ。

両者共ににどのレベルで好きかは曖昧だが、

私の中では学歴だ身長だ…と世間では言われているように

構ってくれる人、が入るイメージだろうか。

しかし、構ってくれる人だから好き、とは断言はできない。

それは覚えておいてほしい。

率直に言えば、私は彼女に構ってほしい。

付き合い始める前はお互い寂しいからとゲームをしていたが、

今となってはその機会は失われた。

確かに私にも付き合っている人はいる。

しかし私は他の人にも構ってほしい。

手に負えない愛だ気だ何だがほしい。

その時一番好きな人に重い愛を向けてほしい。

その人に殺したいほど恨まれて、その人に殺してほしい。

構ってほしい、という一言の中に悲しさがある。

一緒に寂しいと思える人がいなくて。

しかもそれを誰かのせいにしている。

足を引っ張りたい。素直に引っ張れたらどれだけよかっただろう。

今の私は2人を見て、おめでとう、としか言えない。

早く、早く分かれて。いや、別れなくてもいい。

悔いてくれ。嘆いてくれ。

私の関わった2人が、片方である私の友達のせいで壊れる

もしくは破綻して、その友達私に縋り付いてほしい。

そうしたら一生私の横にその子がいる。

私は多分寂しいから、誰かの一番になりたがっている。

一緒に居てほしい、遊んでほしいから、

気に入った人には私がいないと人生やっていけないようになってほしい。

私は人を堕落させたい。寂しい。